七十二候
■七十二候
一年を春・夏・秋・冬の四つに分けた四季をはじめ、日本には多くの「季節」があります。
立春や春分などの「二十四節気」は太陽の黄経によって一年を二十四等分したもので、おおよそ半月ごと、約十五日を一節気として季節の変化を教えてくれます。
この二十四節気を約五日ずつの三つの期間に分け、一年を七十二に区切ったものを「七十二候」と言います。
これはたった五日程度という短い期間の中で動く、気象の変化や鳥や虫、魚、草花の様子を情緒的な短文で見事に表したもので、人々はこうした季節感を日常の中に取り組むことで、より豊かな生活を営んだそうです。
■本日は春分の日
春分と聞くと、春分の日の1日を指すイメージがありますが、太陽の黄経が0度に達した日から約十五日間のことを言います。春分の第一日目を境に、昼は長く、夜は短くなり、本格的な春を迎えます。
三月二十一日から三月二十五日頃までは七十二候でいう「雀始巣すずめはじめてすくう」
雀が青空の下を飛び回り、枯れ草を集めて人々のすぐ近くで巣を作り始めます。
人家の軒先や瓦屋根の隙間などに巣を作る雀は私たちにとって一番身近な小鳥です。
身近な変化と共に春の到来を感じ、軽井沢の別荘びらきの準備が始まります。