◾️「Watabe&・・・」その先のサービスを目指して
本日10月28日は当社の創立記念日です。
本日から13年目に入ります。
創業当時4名でスタートした私たちですが、今では100名を超えるスタッフとともに日々奔走しております。
一緒に会社を創ってきた渡部、設楽の代表2名体制への移行により、より一層、お客様へのサービス強化を図るとともに地域社会に貢献できる企業を目指して参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・渡部と設楽の出会い
ワタベアンドカンパニーは2008年10月に軽井沢で別荘管理専門会社として創業いたしました。
創業メンバーである渡部と設楽の出会いは2人が高校生の頃。
学年が2年違うので当時はほとんど口も聞いたことがなかったようです。
渡部も設楽もその後、スポーツの道に進み、お互い選手として歩んでいました。
選手引退後、軽井沢に戻り再会を果たします。
そして同じ不動産業に従事し、東京↔︎軽井沢でバリバリ働きまくっていた20代を過ごします。
そんな中、お別荘を購入されたお客様から
「電球を変えてほしい。」「お湯が出ない。」「雨樋が壊れた。」などのご相談やご要望をいただくようになりました。
その都度、御用聞きのように対応をしている中、あるお客様から「欧米では当たり前にあるのに、なぜ軽井沢にはセカンドハウスを管理する専門事業者がいないんだ?」との声から、約10年間の不動産経験を経て別荘管理専門会社「株式会社ワタベアンドカンパニー」を立ち上げました。
・仕事もない。お金もない。人もいない。
リーマンショックの真っ只中であった創業当時。
やる気と情熱をもって会社をスタートしてみたものの、すぐに現実の厳しさに打ちひしがれます。
とにかく仕事がない。お金がない。人がいない。
とにかくポスティングと別荘の訪問で1軒、1軒回り、「無料でゴミ捨てをさせてください。」とお願いをしますがあっさり断られます。
今考えてみれば、どこの馬の骨ともわからない私たちに信用はありませんでした。
パートさん、アルバイトさんの募集をかけても全然人が集まらず、
自分たち自ら毎日現場で清掃をしていて、これからみんなに給料を払い続けられるんだろうか。
前なのか横なのかそれとも後ろ?どこに向かっているのかすらわからなかった。
2人は当時を振り返り、真っ暗闇でしかなかったと言います。
しかし諦めずにとにかく続けた結果、お客様からの問い合わせも少しずつ増えはじめ、ようやくつまようじの穴くらいの光が見えはじめます。
・サービスの総合カンパニーへ
創業当時から言っていたこと。
それは、「私たちは清掃員ではない。サービススタッフだ。」ということです。
別荘管理ですら食べていけない頃から、
「サービスの総合カンパニーになる!」と言い続けていました。
始めの頃はみんなスルーで、とりあえず目があったスタッフが相槌を打つくらいでした。
しかし今では、ワタベアンドカンパニーには「別荘管理事業」の他に「不動産事業」、「料飲事業」、「ホテル運営事業」、「ホテル清掃事業」があります。
これらの事業は必ずしも当社が意図として始めたものばかりではありません。
ホテル運営はオーナー様からの現地オペレーションについてのご相談から始まりました。
料飲事業についても、別荘管理をしていたオーナー様からのご要望です。
まずは外注に頼らず自分たちで小さくやってみる。挑戦してみる。やり続けながら問題を解決していく。
ノウハウを蓄積していく。それらを大切にワタベアンドカンパニーは成長してきました。
そして今、私たちは「Watabe&・・・」その先のサービスを追求していきたいと考えています。
優秀な人材や若い世代の移住、新しいことに挑戦したい人たち、
働き方が変わり、地方にもどんどん可能性が出てきました。
フリーとして働いているシェフ
実店舗を持たないお花屋さん・・・
プロフェッショナルで自分の仕事に誇りを持ち、この軽井沢で働きたい、暮らしたい。
そんな人たちを応援しながら、共に、ワタベのお客様が喜ぶ、ワクワクするような事を一緒に追求していきたいと思っています。
試行錯誤を繰り返し創りあげてきたこの約12年。既存のサービスを強くしながら、どのような時代にも柔軟に対応できるよう、別荘管理を大きな柱として、そこから必要とされるサービスを育てながら、お客様の声を形にしていくことを大切に、今後もワタベアンドカンパニーは歩んでいきます。